それは誰かの日常

それは過去の出来事 それは未来の出来事 それはフィクション それはノンフィクション

夕暮れの空に

バス停の列に並び

 

ふと足元を見る

 

さっきまで降っていた雨が

 

アスファルトの上に

 

空を描いている

 

雲が現れ

 

あっという間に消える

 

何度となく繰り返す

 

その雲を見ながら思う

 

そんな小さな空では

 

ゆっくりもしてられない

 

 

 

あぁそろそろバスが来る頃だ

 

 

夕暮れの空を

 

ふと見上げると

 

アスファルトの空には

 

入りきらない大きな雲が

 

ゆっくりと流れていた

 

 

teal tree