それは誰かの日常

それは過去の出来事 それは未来の出来事 それはフィクション それはノンフィクション

始まりは12月の風

君の心は

もう決まっているのだろう

 

 

そのまっすぐな眼差しは

僕を突き抜けて

 

 

まだ誰も見たことのない

黄緑色の星を見つけていた

 

 

 

長く…でも短い

迷路の中にいたあの頃の君と

 

 

今、目の前にいる君とは

まるで別の顔だった

 

 

 

ラピスラズリの満天の星空は

 

黄緑色の星へと君を送る

やわらかな風となり

 

 

ありがとう…と

笑いながら

僕の頬をかすめていった

 

 

 

teal tree