それは誰かの日常

それは過去の出来事 それは未来の出来事 それはフィクション それはノンフィクション

また会いに行くよ

会いたいなら

会いに行けばいい

 

偉そうに人には

そんな事言って

 

僕はもう君に

会いに行く事を諦めている

 

今日会えたから

もういいんだと

 

言い訳を作っている

 

ずっと一緒に笑って生きていけると

そう思っていたのに…

 

どんどん走って

追いつかなくなった

 

昔から

なんでも人より先を行く君は

 

もう空へと

旅立とうとしている

 

早すぎるよと

みんな願っているのに

 

 

僕の名前もわからなくなった

 

 

今日会えてよかった

 

 

「またね」と言うと

 

視線が合わないまま

手を振ってくれた

 

 

「また来るね」と

僕も手を振った

 

 

今日だけ泣いたら

 

やっぱりまた

 

会いに行こう