それは誰かの日常

それは過去の出来事 それは未来の出来事 それはフィクション それはノンフィクション

1日遅れのあなたの隣

ずっと隣にいたかった

 

他愛のない話を

夜が明けるまでしていたね

 

一緒に笑っていたかった

 

あなたと並んで歩く道が

ずっと続くような気がしてた

 

いつか終わると

わかっていたのに

 

 

遠くにいるあの子の話を聞くのも

隣にいられればつらくなかった

 

少しの間あなたの隣を借りていたけど

 

そこはもう

ずっと借りられない

あの子の指定席になった

 

だから

 

昨日のあなたが歩いた道を

今日からひとりで歩いていく

 

1日遅れで

あなたの隣を歩いていく

 

ひとりきり

あなたの笑顔を想いながら

明日の空を見上げている